皆さんは妊娠初期に激しい運動をすることに不安を感じたことはありませんか?
運動をすることによって、妊娠中の身体に何か良くない変化が起こるかもしれない、など、つい色々と考えてしまいますよね。
私は不安症で、できるだけ妊娠を継続させたい、少しでもリスクを減らしたい、と慎重に行動するタイプです。
そんな私ですが、実は妊娠2ヶ月(4週6日)に、激しい運動をしてしまった経験があります。
何の運動かというと、青森ねぶたの跳人(はねと:ねぶたと一緒に練り歩く踊り手)をしてしまったのです。
今回は、当時29歳、自己タイミング法で妊活中だった私が、妊娠初期(4週6日、妊娠2ヶ月)に経験した激しい運動についてお話します。
この記事を読むと、妊娠初期に激しい運動をしたらどのような体調の変化があったか、激しい運動をしても大丈夫だったか、がわかります。
ずばり結論から言いますと、妊娠経過に全く問題ありませんでした。
しかし妊娠初期ということで、運動している最中は少し体の変化がありました。
実際に行った激しい運動の内容と、体調について詳しく解説していきます。
妊娠初期の激しい運動
妊娠初期といえば、安定期にも入っていないため、なんとなく安静に過ごす方が良いと思ってしまいますよね?
運動なんてもってのほか!と思う人も少なくありません。
実際、妊娠初期は激しい運動は控えた方が無難です。
運動を控える理由
なぜ激しい運動を控えた方が無難なのかというと、妊娠初期は流産しやすいことが大きな理由です。
妊娠した人の約15%は流産するといわれており、その大半が妊娠初期(妊娠12週まで)に集中しています。
実はこの妊娠初期の流産の理由は胎児の染色体異常であることが多く、母体側に原因がないことがほとんどです。
運動などをせずに過ごしても、流産のしやすさなどに大きな影響はないということです。
つまり、必要以上に運動を避ける必要はないということになります。
しかし、実際に流産してしまった場合、「もっと安静にしておけば良かった」と、自分を責めてしまう方が多いです。
流産の理由について、頭では理解していても、自分が原因だったのではないかとつい思ってしまうのです。
やってしまった激しい運動
当時、妊娠4週6日(妊娠2ヶ月)の妊娠初期だった私は、運動を控えた方がいい時期だったのですが、
まだ妊娠検査薬で検査する前だったため、妊娠に気づかずに激しい運動をしてしまいました。
自己タイミング法で妊活をしていたのですが、3ヶ月ほど空振りが続いていて、しかも色々な予定が重なり忙しい時期だったため、
「最近いそがしかったし、体も疲れているし、今回に限って妊娠はしていないだろう」と楽観的に考えてしまったのです。
どのような激しい運動をしたのかというと、
「青森ねぶたの跳人(はねと)」です。
跳人とは、ざっくり説明すると「ねぶたと一緒に練り歩く踊り手」のことです。
ねぶたの運行コースは3㎞ほどあります。
ねぶたの後ろで、お囃子に合わせて片足飛びをしながらぴょんぴょんと3㎞のコースをゆっくり進んでいきます。
片足飛びで3㎞を練り歩くので、当然、汗だくになるし息切れもします。
終わる頃には、肩で息をしてフラフラしているくらいなので、かなり激しい運動です。
運動中の体調の変化
具体的に妊娠中の身体にどのような変化があったのかというと、
跳ねている最中、足を振り上げた時と地面に勢いよく着地した瞬間に下腹部にツキンとした痛みがありました。
筋肉痛にも似た痛みの程度でしたが、運動している最中に筋肉痛は起こらないし、
久しぶりに足を使った運動をしたので軽く筋が痛いのだろうと思っていました。
いま思えば、足の付け根ではなく下腹部に痛みがあったので、子宮の痛みだったのだと思います。
妊娠初期の不安定な時期だったため、もしかしたら終了後に強い痛みに襲われたり、出血することも考えられます。
しかし終了後、下腹部の痛みや違和感、出血などはなく、体調も通常通りで落ち着いていました。
そのまま帰路につき、お風呂に入りいつも通りに就寝しました。
妊娠初期に激しい運動をした結果
妊娠初期(4週6日、妊娠2ヶ月)に激しい運動をした結果、わずかな下腹部の痛みという少しの体調変化はあったものの、妊娠に関しては全く問題ありませんでした。
もちろん、これはあくまで私の場合です。
比較的体力のある20代で、高度不妊治療はしておらず、体調も安定していた場合の話です。
人それぞれ様々な妊娠経過があるため、絶対に大丈夫ということはありません。
一般的に妊娠初期は体調や子宮が不安定な時期のため、安定期に入るまでは激しい運動は控えた方が無難です。
しかし軽い運動を行うことは様々なメリットがあるため、ストレッチなどは推奨されています。
健やかな妊娠生活のためにも少しの運動は必要ですが、その時の体調の良し悪しもありますし、あくまで個人の判断で運動を行ってくださいね。
不安な方は医師に相談してみることをおすすめします。
【妊娠4週0日~6日】日ごと解説【妊娠初期症状ランキング】